生命

 

 

 

 

もう殴られない

もう守られない

 

ここから先には何もかもがあって

ここから先の何もかもを知らない

私は阻まれず、危険を見極めて行くんだ

黄色を踏み出すこの両足を誇れる

 

 

ゴミを捨てなくても怒鳴られない

裸で過ごしても咎められない

 

私の命を決めるのも私だけ

生きてもいい、死んでもいい

 

感性を羽ばたかせようか

楽観に堕ちようか

 

 

楽しみだ、楽しみだ

黎明を敷く私の手だ

 

 

やっと人生が始まった。

 

 

湾岸飛行出航準備星雲行き

 

 

 

 

獲物に飛び込もうとしている猫みたいに

夜の片隅にしゃがみ込んでる

いつか月へ高く飛びたい

 

空へ舞うための翼はないし

宇宙へ跳ぶための創造力もないけど

星とビルの間の雲の手前で

見上げた街の生きる明かりと

見下ろす星の遠い瞬きを

僕のものにしたいの

 

夜よ、もっと抱きしめて

無気力になった体を包んで

融けそうで確かな貴方の輪郭が

今隣にいるの

 

そんな夢を見ては

誰もいない部屋で今日もしゃがみ込むよ

蹴り上げた地面に残した

僕の最後のここに居た証を

知ってるのは今日のお月様だけ

 

もうすぐそっちに行くからね

会ったらそのお話をしましょうね

 

 

 

女の子とお泊まりの話

 

 

 

結局

女の子と遊びたい

の中には性欲が混じっていることに愕然とする

 

 

仮に1泊2日での話として

 

 

1人で素泊まり

一緒に寝るけど絶対に何もしないし見ない

添い寝やら構ったりやらする

セックス

 

 

こういうの考えた時に

セックスは反射的にOKするのも嫌

ただ実際にちゃんと友人と思ってる人に誘われたとしたら断るとは思うけど

だけど断ったら後悔しそうだし誘われたら興奮はする

 

 

でも単純に

性的接触なしで夜中まで女の子と遊ぶっていうのは楽しそうだなとは思う

この中にも性欲は含んでるんだろうけど

 

 

結局オスは気持ち悪いな

って話でした

 

 

 

ちなみにこの話は真夜中に考えてただけでお泊まりの予定はありません😩

 

 

8月の冬の息

 

 

 

 

何度更新しても

わたしがいないTL

好いてるのが自分だけな気がしちゃうな

 

寒いと寂しいは似ていて

冬に息を吸うと胸が凍るみたいに

孤独を体に取り込むと

とても苦しくなるの

 

呼吸しづらいね

息が吸えないんじゃなくて

ここに居ちゃいけないみたいだ

わたしが取り込む為の酸素が無いみたい

 

吐き出した言葉も

大気で凍って

届かないまま落ちて砕ける

 

きっとこの声が伝わることはない

この文字の意味も

伝わらないよな

 

 

今日もさみしいや

寒くなんかないのにね

 

 

 

パラコート

 

 

 

飲ますなー

飲ますなー

人に飲ますなー

農薬を人に飲ますなー

 

 

即効性は強いが持続性はない。散布後はすぐに土壌に固着して不活性化するため、すぐに作物を植えることが出来ることや、安価で経済的という点から、広く用いられてきた。』

 

 

食わすなー

食わすなー

人に食わすなー

土壌以外に俺を食わすなー

 

混ぜるなー

混ぜるなー

コーラに混ぜるなー

植物だけと混じり合わせろー

 

 

農家の皆様に多大なるご迷惑をかけ、

産んでくれた皆様に顔向けできません。

 

 

俺らを追い詰めるのは愚かな人間!

いつも悪いのは使う奴らにある!

肝に銘じて

臓を重んじて

これ以上自由を奪われる前に

みんなが正しく

用法用量を守って

薬と毒を扱える世の中になりますように

緑の瓶から願ってます

 

以上、毒からのお願いでした。

 

 

飲ますなー

飲ますなー

人に飲ますなー

農薬を人に飲ますなー

 

やらすなー 

やらすなー

馬鹿にやらすなー

上手く使えない馬鹿にやらすなー

 

 

自由に扱えなくする馬鹿に

俺たち薬と毒はまだ早い

 

 

 

冬雲

 

灰より濃く

黒より薄い

冬の空に漂う雲は

冷たい予感と白い息を

吸い込んではなんでもない顔をする

 

浅い呼吸も

淡いお願いも

何にもない顔して頭の上を通り過ぎていく

 

僕より気まぐれに零す雪に

不満は言えやしないから

マスクとポケットで文句を全部抑え込む

 

風がびゅおっと吹き付ける

冷たい吐息に顔を歪める

僕は何も言えない

常に風に曝され続ける

それでも僕は何も言えない