あの日の失恋の話



"もしも全てが嘘で ただつじつま合わせで
いつか懐いていた猫は お腹すかしていただけで
すぐにパチンと音がして 弾けてしまう幻でも
手の平がまだ暖かい"

"僕と君の過ごした ページは破り去られ
歴史には価値のない 化石の一つになるのさ"



とある邦ロックの名曲の歌詞

ボロボロのグズグズになっても
まだ揺れる灯火を
両手で包んで消えないように保ってる
その手の平に火傷をしたこともある
だけど消せないと思い込んでたものは
消したくないものなんだと
なんでもないとある日に気付いた


似てない顔
正反対に弱気で
自主性が無くて
夢を見てない人だった

似てない顔
正反対に我儘で
そのくせ他人任せで
将来を見ない人だった


君とは全然違う人達だった
塗り潰せなかったのかも
僕は全然違う僕だった
軟派な僕は初めてを全て捧げて


翻る影がまだ
まだ
フィルムリーム
連続で流れていく
場面が
パラパラマンガ
移り変わってく
切り替わる3秒毎の写真が
向かいの家から覗いていた猫の視点で
歩く君
振り返らない君
閉まる扉
振り返る僕
歩き出す
爆発する
溢れ出す
暴れ出す


消さない火がたくさんの火の粉を撒いて
たくさんグズグズしたカスを巻き上げて
何度も何度も
いろんなことをダメにしていった

今何してますか
素敵な王子様は
手の甲にキスをしてくれましたか
あぁ
幸せであるなら教えてほしい

どんどんクズになっていく自分が
まだ許されるなら
まだ許されるなら
僕が疫病神でも聞いてほしい
幸せを願った人を呪った言葉
だけどこの声は聞いてほしい

どうか彼女が
今も幸せでありますように
どうか彼女が
幸せになっていることを
誰よりも幸せになっていることを
神様に願います






Aqua Timez

シャボン玉Days



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少しの強がりと
本当の祝福を





僕はあなたの記憶の中で、
上手に笑えてますか?