2019-04-10 粟の花 そこに愛を咲かせる前に 花は咲かないと知る頃に 正気を取り戻せたなら幸運だ わたしを惑わせたのは糖分だ甘い柔和な芳香に 触れずとも思う感触 願うならそんなもの取り去りたい 削り落としたい惚れたら負け、と人は言うが わたしは絶対認めない 認めなければ負けじゃない ゴムにくるむどころか ティッシュにくるんでも負けだ 頭を触られてる錯覚で思考を溶かされてる 怖いから負けない認めない