dream-output-teleportation




真夏、締め切った部屋で
遠く、蝉の音を聞きながら
エアコンガンガンつけて
昼寝してたら

夢を見てさ
二回目なんだ、この夢
だけど六日目だったかな?


その世界はSF学園もの
でも舞台は田舎の日本
ツイッタースマホもある

スマホが学生の身分証明に使われるようになったり
だから点呼とかもそれを使ってたり


SFっていうのは
いろんな超能力者がいるってこと

でもそんなの関係なし
お調子者とか
キレやすいやつとか
賢い肉体派とか
そんなありがちな学園もののキャラがいっぱい


そんななか、俺は、
想像した『物』を想像した場所に瞬間移動させる
超能力者



これくらいにしておく
夢の内容が書きたいわけじゃない
書いたら消えてしまいそうで怖いし
またこの夢は観てみたいから


細田守監督の作品のポスターが歪んでたり
タイトルがボケてたり

あの世界が面白すぎる
ギャグやコメディに描かれていく
たつき監督の初期作品と
細田守監督の空気に
高津カリノ先生のノリもあったり



本当はつらつら書き連ねたいところなんだけど
どうせ書いてる途中で思い出せなくなって脚色しちゃうなら
雰囲気で想い止まらせておくことのが幸せ


また夢を観られることを願っておくよ

でかい干し草を吹っ飛ばす光景
映像が動き出すレシート
点呼中にツイートする学生
当たり前のように起きるネズミ花火と癇癪玉の電車テロ
それを取り押さえる教師
何のために行うかわからない実践訓練

そして毎回見る
田んぼで作業する知り合いに声をかけるくだり
コンクリートの道と田畑を繋ぐ石の蓋
そこに足をかける俺


これをまた観たい
お調子者の続きが観たい


表に明かさないことで
この夢は自分だけのモノなんだ
誰にも渡せない
渡したくない!


夏の昼寝起きの戯言
日射しをカーテンで締め切り
エアコンを少し弱めた部屋で
なんとなく耽る
自分だけの幸せな秘匿