永田カビ さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ の 話



ずっと気になっていた本を買いました

今のわたしに感情を言語化できる能力が無いので
ストレートに言うますけど

925円の価値は無い
けどめちゃくちゃ面白かった
面白いとか言っていいのか

なるほどとか
そうだよねとか
同じこと考えたとか
わかるとか
そういう共感がたくさんあった

こう言うのも難だけど
読んでほしいと思う人がたくさんいる

許されない自分がいるって思い込んでる人とか
どうしても抱きしめてほしい人とか
言い訳をしてばかりの負い目を感じてる人とか
人生敗北してる人とか


内容については触れたらどこを触ってもネタバレになるのであんまり書かない

だからわたしの感想を書けるだけ
やれるだけ書こかな


わたしは全部惨めで敗けて
それをもう諦めて認めて
じゃあだから何もかも受け取れるものだけ奪って
さっさとフェードアウトしようとするのを
やめたり
まあ失敗したり
今はクズ人生なりにギリギリに生きてる
本当のギリギリではないけど
たぶんこの縄から放たれてしまえば
きっと終わりなんだろうと思いながら
だけどそう思いながら実は安定している
好きな音楽を聴いて
好きなこと喋ってる
制限つきにしろずっとやってみたかったことができている

不安定になることはあるんだけど
それは過去の自分がずっと過去の姿のままこっちを睨んでるのである


この本の感想ではない自分語りになったが
どう関係あるのかというと
この本の主人公は
常にもう一人の自分に
自分より親に認められたい呪いをかけられている

『常に焦っていて苦しくて
いつでもどこでも、何か居心地が悪かった』
『何か居心地が悪い時って、
劣等感から自分を良く見せようとしてる時か、
自分の本心をわかってない時だ』

主人公はこのように家にいる居心地の悪さを綴っており
それが自己肯定感の低さというより
自己否定感の高さを築いている


前々から言っているが
わたしも自分がいない方がいいと何度も考える
それは今も思うことがある
少なくとも居なくとも誰にも影響はないと感じる
死にたいから死んだらおとなしくわたしの荷物はすべて燃やしといてほしいと思う

居心地の悪さを感じて
ずっと仕事をしていた時期も
仕事をしていなかった時期も
仕事が出来なかった時期もある
というか今だってろくに出来るわけじゃない


この本では主人公は『普通の生活』が評価されず
アルバイトや感謝の形が評価されず
自分の評価ではなく家族をの評価をひたすら求めている

そしてとある本を読むことをきっかけに
自分に大事にされていないことに気付いていく
その息苦しさを解放させるため
自分の気持ちを知りたいと思い始め
抱きしめてほしいと考える


大まかにネタバレにならないように書いたけどそんな感じ

だけどわたしも
評価されず
さびしすぎて抱きしめてほしいとずっと
ずっと考えてた
いざされたら怖いんだろうけど
それに申し訳ないんだろうけど


だからわたしは内容になるほどと思ったのかもしれない
と同時に925円の価値は無いと感じたのは
ある意味わたしが既に通ってきた道が描かれてると感じたので
目新しさを感じなかったのかもしれない
共感だけして感動はしていない
面白さを感じて新鮮味を感じてない

わたしは親に認められたいとか
自分が許してくれないとか
許してほしいとか
そういうのは諦めてしまったのだ
プライドとか惨めさとか
そういうのはもうよくて
そんなことより生きてくこと自体がどれだけ大変か
それを味わっている


わたしはこの主人公ほどの苦労はしていない
だからこの主人公を理解できるなんて言わない
そこは賛美を惜しまないところである
内容は情緒の変化を見事に描いてて納得をした一冊だった
ノンフィクションだからなのかもしれないが




まとめ

是非目にしたら手に取って読んでみてほしい一冊
短めでパラパラと読めます
自己肯定感の低いあなたにこの一つ
気に入ったら買ってみたらよいです
わたしは何度も値段の価値はないと言ったが
それでも買ってよかったとは感じた


自分語りブログになってしまったが
補足はまたキャスとかでできたらなと思います


この漫画のラストに書かれていた台詞

親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!

これだけは本当にいろんな人に聞かせてやりたいと思いました



おしまい