2019-11-09 薄情な日曜日 僕がやること 言い訳を作ってる 羽子板じゃなくて真名板で 具を軽快に切る 夜に向かって 進む足音のリズムに 合わせて切る西日、影絵、柔軟剤の匂い、 蜂蜜を入れたヨーグルト、 子供、煙草、蛍光灯の紐、 冬を迎える木々の宴。ああ 薄情だ 薄情だ 白い食器に並べられた無味無臭透明のガーベラ 恵まれたように 見えてもまた 僕は言うんだ ああ 薄情だなにもしてない なにもできてない 僕のせいだ いや薄情だ