生命

 

 

 

 

もう殴られない

もう守られない

 

ここから先には何もかもがあって

ここから先の何もかもを知らない

私は阻まれず、危険を見極めて行くんだ

黄色を踏み出すこの両足を誇れる

 

 

ゴミを捨てなくても怒鳴られない

裸で過ごしても咎められない

 

私の命を決めるのも私だけ

生きてもいい、死んでもいい

 

感性を羽ばたかせようか

楽観に堕ちようか

 

 

楽しみだ、楽しみだ

黎明を敷く私の手だ

 

 

やっと人生が始まった。