出先

視点が落ち着かない 小刻みに手が震える 誰か 誰か手を取って 目が回る 寒い 怖い 誰か 誰か 息が

生命

もう殴られない もう守られない ここから先には何もかもがあって ここから先の何もかもを知らない 私は阻まれず、危険を見極めて行くんだ 黄色を踏み出すこの両足を誇れる ゴミを捨てなくても怒鳴られない 裸で過ごしても咎められない 私の命を決めるのも私…

湾岸飛行出航準備星雲行き

獲物に飛び込もうとしている猫みたいに 夜の片隅にしゃがみ込んでる いつか月へ高く飛びたい 空へ舞うための翼はないし 宇宙へ跳ぶための創造力もないけど 星とビルの間の雲の手前で 見上げた街の生きる明かりと 見下ろす星の遠い瞬きを 僕のものにしたいの …

女の子とお泊まりの話

結局 女の子と遊びたい の中には性欲が混じっていることに愕然とする 仮に1泊2日での話として 1人で素泊まり 一緒に寝るけど絶対に何もしないし見ない 添い寝やら構ったりやらする セックス こういうの考えた時に セックスは反射的にOKするのも嫌 ただ実際に…

8月の冬の息

何度更新しても わたしがいないTL 好いてるのが自分だけな気がしちゃうな 寒いと寂しいは似ていて 冬に息を吸うと胸が凍るみたいに 孤独を体に取り込むと とても苦しくなるの 呼吸しづらいね 息が吸えないんじゃなくて ここに居ちゃいけないみたいだ わたし…

パラコート

飲ますなー 飲ますなー 人に飲ますなー 農薬を人に飲ますなー 『即効性は強いが持続性はない。散布後はすぐに土壌に固着して不活性化するため、すぐに作物を植えることが出来ることや、安価で経済的という点から、広く用いられてきた。』 食わすなー 食わす…

冬雲

灰より濃く 黒より薄い 冬の空に漂う雲は 冷たい予感と白い息を 吸い込んではなんでもない顔をする 浅い呼吸も 淡いお願いも 何にもない顔して頭の上を通り過ぎていく 僕より気まぐれに零す雪に 不満は言えやしないから マスクとポケットで文句を全部抑え込…

フィクションと片思い

どれだけ努力をしても 叶わない宝物があるって どこかのドラマで言ってた どんなことも地道に1歩ずつ そんな名言を信じていたら 私より先に踏み出してた人に先を越された 時間がたくさんあったとしても 賞味期限は待ってくれなくて 不味くなった結果に 苦虫…

家族を皆殺しにする夢を見た

家族を皆殺しに夢を見た 夢の中でも痛かった その日のこと明確に覚えてて 全部覚えてしまっていて だからこれは夢じゃないんだ 本当に殺ったんだ って思ってた 家族を殺したことに悲しみとかなくて その後の裁判とか調書とかそういうの嫌だな って後悔してた…

誰にとって楽しいのか

産まれたてのあかんぼが 天井に向けて小さく微笑んだりするのを 「前世の記憶を思い出している」 という噂がある 真偽はもちろんわからないけど徳を積んで 得を摘んで 特別な一人だけの幸せをこれから詰んで生きてく 楽しみだね、ハッピーバースデー たくさ…

賢者タイム

筋トレは惰性でも義務感でもないけど いつもやってるものをやらなくなると不安になるからやる それで結果出たら嬉しいし自分を喜ばせるのって難しいよね ちょっと楽しかったとしても ふとした時に何も無い空間で どこかに落とされた感覚になるのそれでポツー…

シルエットのヒーロー

「君が生きづらいのは君が悪いわけじゃない」 大して嬉しくもないことで慰めた上で 「親や育て方が悪かったんじゃない」とかさ どこへの配慮だ? 誰に脅されてんだよ?歪んだ反射を植え付けられた身体は 次に誰を恨めばいいんだ どれだけ経っても日陰を歩か…

王者の権威

結局 私 は冷たくてナイフを持った人間みたい。 わたしに認められるのは、誰かに八つ当たりしてる姿だけみたい。 優しさも怯えも、認めてはくれないみたい。笑えてくるわね。彼女の存在はそういう役割だったみたい。 そう、私よ。 椅子は何度壊しても直るわ…

路地裏の猫

「やあ、ニンゲン」 なんの気なしに立ち止まって、そこにたまたま居た猫は、鼻をつんっと突き出して僕に話しかけた。 猫は言う。 「なあ、なにか食べるものは持っていないかい?わたしはロクなご飯を食べていなくてね。お腹がペコペコなんだ」 僕は訝む。そ…

生きたい

「死にたい」「生きてる理由がない」「自分の価値がわからない」 もう聞き飽きたと思うが それに抗う声も溢れているが わたしはまだまだ死にたくて あの人がくれた「生きたい」錯覚も どっちが麻酔だったかもわからないくらい消えたいつか死ぬことに藻掻くく…

大丈夫

恋をしました 何ともない風に いつもの通りに 君はなんとなく 僕の柔い部分に触れていきました 僕が「死ぬまで聞くことない」と 諦めていたものを 何の気なしに 君は触れていきました 鮮明に思い出せます 君の言葉 僕を掬って救ってくれた 僕はやっと息がで…

辛いカップ麺の感想を感情のまま述べる おまけ

おまけっていうか今回はカップ麺じゃなくて前々に買った辛いレトルト商品を食べたから書いとこうと思う マジックスパイス スープカレー 通称マジスパというやつですねシンPさんの曲で知ってる人もいるんじゃないでしょうかなんかめっちゃ辛いスープカレーの…

通恋慕

君は 九月の朝に 吹き荒れた通り雨 叩きつけられて 虹を見たんだ そこで世界は変わった 僕の壁を 当たり前を 遂に壊してくれた 死ぬまで 出会うことなんてないと 思っていた 奇跡が 君だった 空よりも自由で 心よりも壮大だ 生まれてはじめて 愛している と…

辛いカップ麺の感想を感情のまま述べる その2

こんにちは&こんばんは 2つ目食べたのでやっていきますよ♡ 2つ目はこちら 寿がきや 岐阜タンメン直営 カプサイメン 唐辛子卵とじラーメン 中辛 色は良い感じですが~? ぜーんぜん辛くないですまぁ中辛を自称してますし?仕方ないよね 味の方だけどエースコ…

辛いカップ麺の感想を感情のまま述べる その1

なにこれ と思われるかもしれませんが先日キャスのサポーターに『なんか形にするんじゃなくて、思ったまま感想言ったらいいよ(要約)』と言われたのでその第1弾として わたしが辛いもの好きっていうのは周知の事実だと思うんですけど(義務教育)なにを血迷…

at September

8月の残照いつもより短かった8月 なにも無かった 失うことばかりの夏 疲れたね

Arsonist

半田鏝を布に当て狩り 焦げ焼き付いて捲り上がる黒煙の薫りを 燻る覆い被るような形を指で摘まむ 空を裂く 突如地を失った足元みたいに 擦り落ちていく 軈て火種が手を挙げて 仲間に肩を組んで拡がっていく 少しずつ取り返しが着かなくなる生は蝕まれる 安ら…

marching

また身体中触っているなにかがずっと触れて離れてを繰り返してわたしを わたしは頑張ったのになにかしようとしたのに求められてない方向に歩いて歩いて歩いて歩いて歩いてどこなのかもわからないところに歩いて 頭が冴えて暑くなくて冷静になりたくないから…

Someday

今さっき気付いたけれど わたしを導いたのは全て 僕 だ 緩やかに死に行くだけのわたしを何も得られないならやりたいことをやろう?と居ることを許してくれた そうしてわたしは歩みを進めた 痺れて固まった脚を動かす勇気をくれたのは 僕 だ 確りと選ぶ意思を…

another myself

固く動かなくなったわたしの体を 幼い姿の 僕 が抱きしめて頭を撫でて手を取ってくれた ゆっくりでいいよ 僕 は優しかった許してくれた 他人の痛みは解らないんだわたしの痛みは自分しか解らない 僕 だけなんだ解ってくれたのは 柔らかい温かい さみしいよそ…

Raincoat

雨音が眼鏡のレンズに指紋を残す ベランダを走り回って時を遡る 台無しにされる 薫風を大きな口で飲み込んだ舌を垂らした 初夏の寝苦しさを少しだけ盗んだ 昔から考えていることがあるウェザーニューズは予防線を張る 傘を持たせれば万事の為だ降られても照…

Dependence

気が狂ったかと思いきや 食事は依然として変化なし常に新たなものを見つけ 常に嫌悪し意識しながら異常性を認識せず 意識しながら過食傾向を続ける その瞬間の触覚は薄まっている 気がする幸福度が高まって 極端に落ちていくのは理解している 直感だわざとや…

Sensitivity

アレルギーなのか?これは 何に反応しているんだなんで触れているんだ わたしを無菌室に入れてくれ まただ こんな時間に 今度はずっと近くにもうすぐ触れられるもうすぐ もう 来る うあ

Cider

わかってるよ言い訳がましく炭酸水を飲んでるわたしを叱っているんだろ? だけどこれじゃ増えていく一方だ!忌避も準備もさせない なぁ早くここから出してくれ そんなことできない でももう気が狂うんだよおかしいのはわたしじゃない 目には見えない また虫…

Expiration

頼む消してくれ眠れないんだ 毎日だ!毎日毎日! 全部焼き払いたい 全部吹き飛ばしたい これを消せるなら腐りかけた食べ物だって食べてやる 薬を撒き散らすことだって構わない 昏睡させてくれても気絶させてくれてもいい お願いだ! まただ!また何が触って…