通恋慕

君は
九月の朝に
吹き荒れた通り雨
叩きつけられて
虹を見たんだ
そこで世界は変わった



僕の壁を
当たり前を
遂に壊してくれた


死ぬまで
出会うことなんてないと
思っていた
奇跡が
君だった


空よりも自由で
心よりも壮大だ


生まれてはじめて
愛している
と思った


だから自分が居ないところで幸せになってくれればいい
って

そう思ってたのに



言ったら壊れるってわかってたのに



言ってしまった





それでも
君が僕のそば離れていっても
永遠に君が幸せであることを
ただ願ってる

たとえそれがどんなに寂しくても
つらくても