今日見た夢


自分の過去の過ちが擬人化して視界の端に立ってる


そんな過ちが僕の知ってる人をたくさん殺してる


突き刺したり
突き落としたり
切り裂いたり
貫いたり


僕は悲しかったはず


僕の後悔がこうさせてるのだとしたら悔しかった


でも僕は悲しかったはず





そんな夢を見た


朝起きて昨晩飲んだ睡眠薬を思い出す
そこからは思い出せない


鏡に目を移すと
深い隈の顔が
面倒くさそうに瞳の色を見つめる

過去に取り憑かれた僕が煩わしいのか
身に覚えのある夢を憂うのか


なにはともあれいつも通りの朝だ
今日も夢の中の死神を憎み
もうどうにもならない時間へと向かう