他者弁論

自己主張のふりした他者弁論は
強がりのお面を蹴散らすと共に
簡単に心を溶かしていった

ああ、iPodが壊れてなきゃと
自分の都合を呪う日々だ
聞きたいときに聞けない声の
在処を北へ南へ彷徨いよろけてる

けど縋ってた糸を
黒塗りして
目の奥では見えなくした時に
そんなもの無くて
よくなっていて
不敵な夢を見なくなっていったんだ



一人で生きる力を
一人で生きる理由を
一人でも好きでいられるわけを
一人を好いていられるわけを



難しいな
人生って