わからないんだよ



ちゃんと言ってくれなきゃわからないよ
ここに来てくれなきゃわからないよ
君の言う僕の価値が
君の態度と違って感じてしまって
わからないよ

苦しいくらい食べて
吐き出しそうな星屑を栄養価に還られたら
だけど食べるのは
美味しくもないコンビニのおにぎりだ

朝にあんなに体に悪いものを山ほど食べて
昼にはそれを誤魔化すみたいにゴミみたいな笑いを綴る
君がくれた色だけが綺麗な食物が
彩るのはそうだ、君だけだ
そんなこと気づけなかった

ちゃんと言ってくれなきゃわからないよ
曖昧にした先には錆びた跳躍台
君がくれた僕の意味を
君からはまるで感じないんだから
わからないよ

替え刃で鋭くなった感情で
すぐに摩耗していく感想だ
間奏にも堪えられない
君の僕を疑い出していく
ほら朝顔が口を開く

ちゃんと言ってくれたってわからないよ
だって歯車は歪で噛み合わない
君から見えた変型立体図の三辺は
そう見えたのかい
そうかい
僕にはわからないよ
君がわからないよ
君を見てないから
わからないんだよ

解り合うこと



子供向けのマンガやアニメで
話し合えば解り合える
と宣ったりするけど
その割に暴力には暴力で応えるよね

話し合って解り合いたいなら
暴力に無抵抗でいつまでも訴え続ければいい

どうしても解り合えないって人は必ずいるよね
一重音楽好きだって解り合えないよ


近頃アンパンマンが暴力表現だの言われてるの
別に不思議じゃないし言ってることはわかるけど
悪事に対してしかアンパンマンは攻撃を行わないんよね
割と訴えかけてるし和解する話もちょいちょいある
まぁ子供にいきなりアンパンチされたら腹立つけど

まさかアンパンマンに苦情が来るご時世になるとは思わんかったよ



なんかもっと解り合うことについて話すことあったのに忘れた
だからブログ書く気失せるんだよね最近
とりあえず
人の気持ちを考えろと言われては来たけど
想像を越えて心は理解しがたいものだ



忘れたからもう終わる




白昼夢のように
さめざめと泣くように
餌に群がる人畜が
恐ろしく遅く見えたんだ

君は口癖みたいに言ってたろう
君は愚痴の返しに言ってほしかったのだろう
他でもない誰かに

もういない
もういない
地面に引っ張られた君は
もういない

海中散歩


理想を覗き込んだ時に思う
楽しい夢を見た朝に思う
身動きが自由に取れないのは
実在地上平面上のこの地球の方だ

無色の抵抗力が我が身を押し返してる
プールで歩いてる時と似ている

目が覚めてる時に見る夢も
眠っている時に見る夢も
現実よりフリーだ
発想もエキセントリックだ
たまに思うんだ
息を吸って息を吐く
この広い世界の方が大海原
透明な抵抗力が働いているのだ

dream-output-teleportation




真夏、締め切った部屋で
遠く、蝉の音を聞きながら
エアコンガンガンつけて
昼寝してたら

夢を見てさ
二回目なんだ、この夢
だけど六日目だったかな?


その世界はSF学園もの
でも舞台は田舎の日本
ツイッタースマホもある

スマホが学生の身分証明に使われるようになったり
だから点呼とかもそれを使ってたり


SFっていうのは
いろんな超能力者がいるってこと

でもそんなの関係なし
お調子者とか
キレやすいやつとか
賢い肉体派とか
そんなありがちな学園もののキャラがいっぱい


そんななか、俺は、
想像した『物』を想像した場所に瞬間移動させる
超能力者



これくらいにしておく
夢の内容が書きたいわけじゃない
書いたら消えてしまいそうで怖いし
またこの夢は観てみたいから


細田守監督の作品のポスターが歪んでたり
タイトルがボケてたり

あの世界が面白すぎる
ギャグやコメディに描かれていく
たつき監督の初期作品と
細田守監督の空気に
高津カリノ先生のノリもあったり



本当はつらつら書き連ねたいところなんだけど
どうせ書いてる途中で思い出せなくなって脚色しちゃうなら
雰囲気で想い止まらせておくことのが幸せ


また夢を観られることを願っておくよ

でかい干し草を吹っ飛ばす光景
映像が動き出すレシート
点呼中にツイートする学生
当たり前のように起きるネズミ花火と癇癪玉の電車テロ
それを取り押さえる教師
何のために行うかわからない実践訓練

そして毎回見る
田んぼで作業する知り合いに声をかけるくだり
コンクリートの道と田畑を繋ぐ石の蓋
そこに足をかける俺


これをまた観たい
お調子者の続きが観たい


表に明かさないことで
この夢は自分だけのモノなんだ
誰にも渡せない
渡したくない!


夏の昼寝起きの戯言
日射しをカーテンで締め切り
エアコンを少し弱めた部屋で
なんとなく耽る
自分だけの幸せな秘匿

失恋ソングは焼そばのソース



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失恋ソングを聴くと
恋愛ってめんどくせえんだなぁって最近は思う
若い内はむしろ
失恋ソングを聴いて感傷的になるために恋愛はある!
くらいに大胆になってたけど

いろんな思惑とかを知ると
各所に
過去に申し訳なくなってきて

そんなわたしに 恋人失格 という曲は
少しだけ救いをくれたから最初に載せました
是非聴いてください


"確かに出て行った
君は泣きそうな顔してた
だけれどやっぱ泣かないんだね
そういうとこが嫌いだった
そうさせてた僕が嫌いだった"


1年前は…って考えることがやけに多くてさ
未練なんか無いけど
無いけど
確かに自分は無愛想だったよなとか
それなのに買い物行って毎日料理作って洗濯してよなとか
やり過ぎたことに対してはそのあとだけ少し優しくされてたけどそれってDVのやり口と同じじゃねとか
婚活パーティー行ってくるつったのにも普通にスルーして
そういうとこが気に入らなかったんかなとか

夏だったら
帰ったらすぐエアコン点けてたよなとか
そうめんばっか食ってたよなとか
暑いって言って突き放すくせにたまに腕の中に入ってきたりしてたなとか
人混みは嫌いだけど夏祭りの安っぽい焼そばは好きだったよなとか
だからその焼そばを再現するために俺が工夫して作ってたなとか

やった思い出ばっか出てきて
やらなかったことはとりあえず見えなくなって
申し訳なかったことは思い出してる
してもらったことからはわざと目を逸らして
でもあんな環境で生きてくなんてやっぱり無理だったからって
理屈で頷かせてる

感情も多分わかってる
だからかえって思い出ばっか見えてるんだろう




1年前とは全く違う環境で今は生きてる
今を生きてる
嫌になること
後悔してること
寂しいこと
マイナスなことたくさんあるけど
前よりはマシだって思って生きていくしかない
事実そうだし



それでもたまには
少しだけでも
たまには
嫌いだった人のことを思い出して感傷的になってもいいじゃない
失恋ソングは美しいって思えるじゃない



"だけどもう君の大好きに
笑顔で返せなくてさ
恋人失格だって 僕は弱かったんだ"