好きなMr.Childrenの曲を雑に挙げて雑に説明するだけ Part 6




前回も言ったようにあれで終るのはなんかあれだったから続いてしまった
だからといって今回の曲で終わりにするって選曲をしてないんだけども
いつも通り5曲

今回はその瞬間に思い付いた曲をとりあえず並べた
それを年明け前にやってて
この記事の投稿前日に内容を書き始めたから
過去の自分になんという選曲しとるんやとか思ったり思わなかったり
過去の自分が未来の自分に丸投げした感があったり無かったり
そんな感じ




一応前回の記事を載せとくのでそこから更に前々回の記事に飛べば一覧があります




realtheukon.hateblo.jp






幻聴

『REFLECTION』収録曲
元々この曲が『バケモノの子』の主題歌だったんだっけ?
自分が目指すその先にあるものは、誰かにでも価値のあるきらびやかなものじゃなく、自分にとって価値のある想いだったんだな
そして自分もそんな場所になれたなら、と歌う曲
ミスチル進行と言ってもいいようなお馴染みの、単純拍子に歌詞を詰め込み、Bメロで助走をつけて、サビで吹き出すあれ
特にこの曲は、サビは終始爽やかな笑顔で歌ってる桜井さんが浮かんでくるよう
Worlds end や youthful days のような、どこまでも広大な所を伸ばしていくような感覚ではなく、少しずつ明けていくような、本当にゆっくりという感じ
そして思い切り歌っているのに優しい
本当にわたしにも、優しく微笑むその場所があるんじゃないかと感じてしまうくらいの幸福感
不思議な満足感に満たされる
逆にこの曲がアルバムから浮いてるようにも若干感じるが、アルバムの全てがハイクオリティなので問題はない
『バケモノの子』のタイアップがあったのになぜ外れたのかというと、桜井さんがどうしても『バケモノの子』は Starting Over がいいと言ったかららしい
結果的にそれでよかったとわたしは思う
映画観てないけど









跳べ

『I♥️U』収録曲
最初から軽快に蹴り上げるようなテンポ、それと裏腹にダウナーな歌声で煮え切らない自身を歌う
それがBメロにて起きる転機によって生まれ変わる心情を、サビで大爆発させる
起承転結を型通りに嵌めたような一曲
居場所が何処であろうと、自分が好機と思ったその瞬間が、自分にかかる呪縛を解く時なんだという前向きな歌詞
結論としては前向きなんだが、全体的にどこか強引さがあり、言わば応援ソングらしくないのである
情緒不安定かな、というくらいに上がり下がりが激しい
また、今までにない効果をたくさん使っている
落下していく段階を含んだ浮遊感や、声を揃える掛け声など、タイトルの通り、飛ぶのではなく『跳ぶ』のを実感できる
その後に羽ばたいていけるかはその人次第で、この曲はあくまで出発点を示したものということかな
"カーペットの上 ソファーの上
思い立った瞬間 そこが滑走路"
という歌詞が好き









海にて、心は裸になりたがる

『重力と呼吸』収録曲
ツイッターで浸かっていることを払拭したり、繋がっていることに素直になったり、本心に気付かない自分だったり、そんな不一致な自分達は、きっと迎え入れて1つにしてくれると言うような
事実がどうあれ、確かになんか違う奴も、きっと反り合わない奴も、巡り会ってみたいと思うんだよなと考えてしまう曲
演奏はなかなか激しく、聴いている音楽から海辺を走っている画が浮かんでくるけど、この歌詞における海はその現実の海だけを表しているわけではなく、ネットの海を表現しているとも感じられる
特にBメロの歌詞は、後ろめたく浴びて出来た本物じゃない自分を、本当の自分の姿を一致させたくて悩んでる
それは現代に産み落とされた存在で、同じように悩む人間はいると、自己顕示欲の強いかまってちゃんだっていいんだよと言う感じで
最後のサビの押し寄せてくる壮大さは、受け入れてくれる広大さにも似ていて暖かさすら感じる
自然と笑顔にさせてくれる曲








Over

『Atomic Heart』『Mr.Children 1992-1995』収録曲
ヒカリノアトリエ』にライブバージョンが収録
桜井さん曰く、若さゆえの不徳の致す失恋ソングらしい
歌詞は恋の終わりと、この悲しみを越えていこうという内容で、タイトルはそういう意味でつけている
って言ってた
イントロこそちょっとスローリーな始まりだが、メロディは明るい進行で、トランペットの音を鳴らしていたり、全体的に明るい
そこに苦笑しながら歌っている様子が浮かんでくる
だから最初は軽く聞き始めていけるが、段々と失った彼女を思い出して、じわじわと染みてくるような展開に、涙腺が非常に緩む(主観)
明るいのに泣ける
こういうものを作れる人になりたかった
この曲はKANさんやGilbert O'Sullivanさんの Alone Again (Naturally) という曲の影響を受けていて、それから明るい失恋ソングに至ったという
後者に関しては、洋楽を少し聴いたことある人なら、多分一度は聴いたことあると思う
わたしでもあるくらいだから

蛇足だけど、初めての彼女と別れたときにこの曲も死ぬほど泣かされた曲
ベストアルバムに入ってるし、聴きやすいので一度は聴いてみてくださいませ








Another Story

『HOME』収録曲
Over の次にこの曲を持ってきたのは、わたしの中のささやかな願望かもしれない
これぞ隠れた名曲だと思うから、いつ出すかいつ出すかと様子を窺っていたが、まさか、まさか Over の次に出すとは
本当に女々しさいっぱいです
この曲も失恋後にたくさん聴きました
ギスギスしてるカップルの行く先を描いた歌詞
光景が目に浮かびすぎて本当に切なくなるのに、ただそれで終わるんじゃなくて泣ける終わりが待ってる
ていうか
"「ごめんね」って言葉 君は聞きあきてるんだろうな"
って歌詞が、もう好きになりすぎて何もできなくて、謝ることばっかしてなかった自分に重なりすぎて、吐くくらい泣いた
でももうこれ以上は言えない
"わかり合うなんて そう簡単じゃないのはわかってる"
とか
"君は笑ってた 無理してたんだなあ それもわかってた"
とか
"わかってる"って言葉は、わかってないからこそ出る言葉なんだよなぁ…
もうね…この曲の顛末はそれぞれで聴いてほしい…
本当に大好きな曲なんだ…本当に…

ちなみにタイトルの意味は内容に沿ったものではなく、1つ前のアルバムの『I♥️U』に収録されている 靴ひも と同じような状況で、同じくバスが歌詞に出てくるので、そのバスに関するもう1つの物語という意味らしいっすよ







こうなってくるともう選曲とかいいんじゃない
たまたまシャッフル再生で来たのとかで


でもまあこれで終わるかもしれないしあんまり期待してない
次があるかもしれない
ないかもしれない
期待せずに待ってます

今回もお疲れ現在の自分