小学3年生の自分に会う夢を見た


幼稚園みたいな建物の近くで、
諦めたような目付きをしながら、
寂しそうに物欲しげっていた。

「名前はなんて言うの?」
知っていながらも聞いてみた。
視線を変えず前を向いたまま、
僕は小声で、僕の名前を呟いた。

僕は小さく溜め息をついて、
僕に小さく語りかけた。
「伝えられないことばかりだよね。
 だけどそれを聞いてくれる人はいる。」


でもそれに全部任せないで
それに全てを委ねないで
自分の口で言わなきゃいけない時がある
そう伝える前に携帯のアラームが鳴り響いた

もし
PARALLELの僕がいて
僕の言葉でなにか変わるなら
伝えておきたかった

諦め切った瞳に
孤独に震える影に
僕は何を言えたんだろう
何も言えなかったけど
伝えるなら何を伝えただろう


伝えられないことばかりだよね。
だけどそれを聞いてくれる人はいる。
だからどうしようもなくなったら、
口に出してもいいよ。
大丈夫、邪魔なんかじゃない。
大丈夫。


そんな言葉をくれたのは
その遥か彼方後ろにいた僕だ

1年前の今日


彼氏なんかじゃなかったけど
いなくなったことを切なく思うよ
今日からの仕事を乗り切る元気を
また捻り出さなきゃいけない
だから出来るだけ
忙しなくしなくては、なんて
仕事はいつも通り嫌なのにな

これはベストエンディングから
何番目のハッピーエンドだろう
疑ってはいけない
これはハッピー
君にハッピー
僕にもハッピー
疑ってはいけない



スマホの画像一覧を見ると
自動再生されるスペースがあって
そこに
1年前の今日
とか書いて1年前の写真を挙げてくる


今日上がってきた画像は
この時期に行われる祭りの写真だった
元カノと行った祭り
その時にはもう彼女じゃなかったけど


なんで今感傷を受けたのかわからないけど
多分自分が上手くいってない腹いせなんだろう
自分に八つ当たりしてるような
そんな感じ


一年って長いな
短いけど長い
だけどもうすぐ終わる
もうすぐ終わるんだ

去年と紐づいた今年は
来年と去年を紐づけない
箱の中に閉じ込めて
次の箱に新しいものを詰めていく

今年に片付けたいものは
今年になんとかしたいね
今年の数多の騒動も
そろそろ終わらせないと



山積みの疲労
そろそろ限界だし

運ばれるなら来年がいい
今年は嫌だ




BONNIE PINK

Joy


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恐怖に殺される


近頃いろんな事が怖い

恐怖が興味に代わって
喉笛を突き破ってくる

孤独も焦燥も貧困も叱責も無力も

全部自分のせいだから何もできない
また今日も酒を浴びる
緑茶割りオン・ザ・ロック

もう辞めたい
人生なんてつまらないし
息苦しいし


何故薬を飲むのかもわからない
でも薬飲んだらマシになる気がしてる
するだけ


考えたら10月が異常だった気がする
なんであんなにも活動的だったんだ
あんなにも楽観的だったんだ
いや毎週プールってそれすら冷静に考えればおかしい
それまでろくに運動もしてないんだぞ
でも今更やめられないしやめたくない
やめたら全部終わる



人混みで突然奇声を上げそう
怖い


でも知ってる
まだ大丈夫
まだ

壁紙



壁は返事をしません
壁に描かれた肖像画も応えません
そういうものだから仕方がない

リアクションのない壁に呟いたとこで
壁に感謝なんてしないでしょう?
返事のない背中に話しかけ続ける子供も
いつかは諦めてやめてしまうでしょう

負のスパイラルが始まるのはここから?
そんなことわかりません
誰が悪いのでしょうか?
その時誰しも決して自分だと答えたくない

腫れ物を避けて
沈黙を続けている

わたしの姿も壁紙のひとつに過ぎないのでしょうか

薄情な日曜日


僕がやること
言い訳を作ってる
羽子板じゃなくて真名板で
具を軽快に切る
夜に向かって
進む足音のリズムに
合わせて切る

西日、影絵、柔軟剤の匂い、
蜂蜜を入れたヨーグルト、
子供、煙草、蛍光灯の紐、
冬を迎える木々の宴。

ああ
薄情だ 薄情だ
白い食器に並べられた無味無臭透明のガーベラ
恵まれたように
見えてもまた
僕は言うんだ
ああ 薄情だ

なにもしてない
なにもできてない
僕のせいだ
いや薄情だ

きらびやか


宵闇の華美を
仰向けで見上げて
底のない水に
溺れて逝きそう

口から気泡が漏れる
苦しくないのに肺は悶える

闇に融けてゆくなら
今日このまま
どうかこのまま
私を曖昧にして

だけど逃げ場なんてない
この世のどこにも
夜の喧騒に消されようと
フッと躯体を
電飾の海へ放り投げた

闇から光へ
光から闇へ

この夜が私を愛してくれることを祈って呟く
時よ、止まれ。私の時を、どうか。
そばにいさせて。

他者弁論

自己主張のふりした他者弁論は
強がりのお面を蹴散らすと共に
簡単に心を溶かしていった

ああ、iPodが壊れてなきゃと
自分の都合を呪う日々だ
聞きたいときに聞けない声の
在処を北へ南へ彷徨いよろけてる

けど縋ってた糸を
黒塗りして
目の奥では見えなくした時に
そんなもの無くて
よくなっていて
不敵な夢を見なくなっていったんだ



一人で生きる力を
一人で生きる理由を
一人でも好きでいられるわけを
一人を好いていられるわけを



難しいな
人生って